裁判所事務官とは?

裁判所事務官とは、裁判所における事務処理全般を行う人のことを言います。裁判所は「裁判部門」と「事務局」に分けられますが、裁判所事務官は裁判部門においては裁判所書記官のもとで、事務作業を行います。事務局では、裁判の手続きの各種書類作成、手続き補助、法定事務などを行います。裁判所事務官になるためには、国家試験を受験して合格することが必須です。大卒程度の学力の者が受験するⅠ種、Ⅱ種、高卒程度の学力所有者が受験するⅢ種と3種類の国家試験があります。Ⅰ種においては合格率は1%前後という、実に難易度の高い試験としても知られています。



裁判所事務官の受験資格

■Ⅰ種
受験年4月1日の時点で満21歳以上30歳未満の者

■Ⅱ種
受験年4月1日の時点で満21歳以上30歳未満の者

■Ⅲ種
受験年4月1日の時点で満17歳以上21歳未満の者

また、下記に該当しないもの
※日本国籍を有しない者
※国家公務員法弟38条の規定に該当する者

裁判所事務官の試験内容 試験科目

■Ⅰ種
一次試験
◇教養試験…一般知識および能力についての筆記試験
◇専門試験…専門的知識及び能力についての筆記試験
必須:憲法7題,民法13題
選択:刑法又は経済理論

二次試験
◇教養試験…課題に対する識見、判断力、理解力を見る論文式試験
◇専門試験…専門的知識及び理論の応用能力についての論文式試験
憲法1題
必須:民法1題,刑法1題
選択:民事訴訟法又は刑事訴訟法 各1題
◇口述試験…個別面接

三次試験
◇口述試験…集団討論および個別面接

■Ⅱ種
一次試験
◇教養試験…一般的知識及び能力についての筆記試験
◇専門試験…専門的知識及び能力についての筆記試験
必須:憲法7題,民法13題
選択:刑法又は経済理論各10題

二次試験
◇教養試験…課題に対する識見,判断力及び理解力についての論文式試験
◇専門試験…専門的知識及び理論の応用能力についての論文式試験
憲法1題
◇口述試験…個別面接

■Ⅲ種
一次試験
◇教養試験…一般的な知識(国語,数学,理科,社会,英語等の知識)及び一般的な能力(判断推理,数的推理等の能力)についての筆記試験 
◇適正試験
◇作文試験…文章による表現力,課題に対する理解力などについて

二次試験
◇口述試験…個別面接

申込み期間

■Ⅰ種、Ⅱ種:4月初旬~中旬
■Ⅲ種:7月中旬~下旬

試験日

■Ⅰ種、Ⅱ種:一次)5月、二次)6月、三次(Ⅰ種のみ)7月
■Ⅲ種:一次)9月、二次)10月

受験地

詳細は裁判所ホームページ参照のこと

受験料

無料

合格発表日

■Ⅰ種:8月上旬
■Ⅱ種:8月中旬
■Ⅲ種:11月中旬

合格率

■Ⅰ種:1%前後
■Ⅱ種:5%前後
■Ⅲ種:5%前後

問い合わせ先

裁判所
ホームページ:http://www.courts.go.jp/

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