和裁技能士とは?

和裁技能士とは、和裁に関する専門知識や和裁の技術を評価するための国家資格のことです。和裁技能士技能検定試験に合格した者だけが、和裁技能士と名乗ることが出来ます。上位級より1級、2級、3級と3段階のレベルで構成されており、各レベルによって、受検資格や試験内容は異なります。日本の伝統文化であるきもの文化の存続のためにも、和裁技能士のニーズはつねに一定しており、ファッションビジネス全般にとっても、この特殊な能力である和裁技能士資格取得者は、さまざまな分野で能力を発揮することが出来るでしょう。国家資格ですので、社会的な評価も高く、独立して和裁教室や仕立て屋として開業する道もあります。1級取得に要求されるレベルはかなり高度なもので、技術力の確かな証明となるでしょう。



和裁技能士の受験資格

■1級受験…実務経験7年以上
■2級受験…実務経験2年以上もしくは、厚生労働大臣認定の専修学校、各種学校、大学、短大の和裁に関する学科卒業者
■3級受験…実務経験6ヶ月以上、もしくは厚生労働大臣認定の専修学校、各種学校、大学、短大の和裁に関する学科卒業者及び在学者

和裁技能士の試験内容 試験科目

■1級■
【学科試験】
織物、染物、製作法、色彩、着装法など和装全般に関する知識
【実技】
女物袷(あわせ)長着の縫製は、表地は縮緬または綸子(りんず)の付け下げ(上前に模様合わせのあるもの)であって、両袖、背縫い、わき縫い、下前のおくみ付け等を事前に縫い上げたもの(上前のおくみ付けは試験場で行う)、また、裏地は絹または交織であって、背縫い(並幅)、脇縫い、おくみ付け等を事前に縫い上げたものを持参し、試験場で衿付け、まとめ等を行い、袷長着を仕立てる。
部分縫いは、表地(検印のあるもの)に色地の新モス(綿モスリン)、裏地(検印のあるもの)に白地の新モスを用いて都衿の上前を縫製する。

※詳細は実施団体に問い合わせのこと

申込み期間

詳細は実施団体に問い合わせのこと

試験日

前期【学科】…7月~9月 【実技】…6月~9月
後期【学科】…1月~2月 【実技】…11月~2月

受験地

全国各地の受験会場

受験料

■学科:3,100円
■実技:15,700円

合格発表日

詳細は実施団体に問い合わせのこと

合格率

■81%前後

問い合わせ先

中央職業能力開発協会
〒 112-8503
東京都文京区小石川1-4-1 住友不動産後楽園ビル
TEL 03-5800-3638

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