広告美術仕上げ技能士とは?

広告美術仕上げ技能士とは、衣料品や食品などあらゆる商品を売るための広告を作成する表現力とそれにともなう技能、専門知識などを評価するために、都道府県知事が実施する国家資格である技能検定制度の一種のことです。広告美術仕上げ士とは、広告美術仕上げに関するこの技能検定試験を受験し、これに合格した人のことを言います。原則的に、この国家試験を受験するためには、広告美術仕上げに関する実務経験が必要となりますが、受験者の学歴や職業訓練校での訓練歴によって、必要となる実務経験の年数は異なります。



広告美術仕上げ技能士の受験資格

■1級
◇2級合格者◇
①実務経験のみの場合2年以上
②職業訓練修了者の場合2年以上など。

◇1級直接受験者◇
①実務経験のみの場合7年以上
②職種と同じ学科を卒業の場合、高校卒業者6年以上、大学卒業者4年以上、短大・高専卒業者5年以上、専修・各種学校(厚生労働大臣指定校)卒業者で、800H以上修了者は6年以上、同3,200H以上修了者は4年以上など。

■2級
①実務経験のみの場合2年以上
②職種と同じ学科を卒業の場合、高校卒業者0年、大学卒業者0年、短大・高専卒業者0年、専修・各種学校(厚生労働大臣指定校)卒業者で800H以上修了者は0年、同3,200H以上修了者は0年など。

※原則的に実務経験が必要。ただしその年数は学歴や職業訓練歴等で期間が異なる。

広告美術仕上げ技能士の試験内容 試験科目

■学科試験
①施工法一般
②材料
③デザイン
④関係法規
⑤安全衛生

■実技作業試験…下記①~③のうち一つを選択する。
①広告ペイント仕上げ作業
・1級…与えられた課題テーマに合ったデザイン原稿を考案し、レイアウト、レタリング及び調色をして広告面を仕上げる。
・2級…与えられた図柄を使用し、レイアウト、レタリング、調色等の作業によって、課題テーマに合った広告面を仕上げる。

②広告面プラスチック仕上げ作業
・1級…与えられたアルミニウム複合板(1800mm×450mm×3mm) の光沢面に仕様及び割付け・割出し図に基づき、課題を制作する。
・2級…与えられたアルミニウム複合板(1800mm×450mm×3mm)の光沢面に仕様及び割付け図に基づき、課題を制作する。

③広告面粘着シート仕上げ作業
詳細は実施団体に問い合わせのこと

申込み期間

4月上旬~中旬

試験日

■学科試験:8月下旬

■実技試験:6月上旬~9月上旬

受験地

全国各地の職業能力開発協会指定会場

受験料

■学科試験:3,100円
■実技試験:15,700円

合格発表日

詳細は実施団体に問い合わせのこと

合格率

■60%前後

問い合わせ先

中央職業能力開発協会
東京都文京区小石川1-4-1 住友不動産後楽園ビル
HP:http://www.javada.or.jp/

社団法人・全日本屋外広告業団体連合会
HP;http://www.nikkoren.or.jp/

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