ビオトープ管理士とは?

ビオトープ管理士とは、財団法人日本生態系協会が実施する、自然と共存する美しいまちづくりを実践する技術者のことを言います。ビオトープとは野生動植物が生息する空間のことを言います。まさに自然とともにある地域を創造するための専門家がビオトープ管理士なのです。財団法人日本生態系協会によって実施されるビオトープ管理士資格試験は、4つに分類されます。「1級ビオトープ計画管理士」、「2級ビオトープ計画管理士」、「1級ビオトープ施工管理士」、「2級ビオトープ施工管理士」という4つの試験区分により実施されています。ビオトープ計画管理士とは、広域的な都市計画を行うプランナーのこと、ビオトープ施工管理士とは実際の設計や施工にあたる現場担当の技術者のことです。それぞれ2級は基礎的な技術があるとされるレベルであり、1級は業務における責任者としてのレベルが要求されます。



ビオトープ管理士の受験資格

■1級
・四年制大学を卒業後、7年以上の実務経験を有する者。
・技術者(建設、農業、林業、水産、環境の5部門に限る)の資格を取得後、4年以上の実務経験を有する者。

■2級
制限は特になし

ビオトープ管理士の試験内容 試験科目

■筆記試験:1、2級ともに択一問題と小論文が実施される。1級のみ記述式問題あり。下記の科目は級によって出題は異なる。

◇共通科目…計画・施工を問わず共通。
・生態学 野生生物等、生態系の構成要素、機能に関する事項
・ビオトープ論 ビオトープの理念に関する事項
・環境関連法 自然環境および野生生物の保護等に関する法制度

◇専門科目…部門、級により内容は異なる。
▼土地利用計画 (ビオトープ計画管理士を受験する場合の専門科目)
都市や農村等の土地利用計画において、特に自然生態系の保護・保全、復元、創出を目的とした場合の構想、計画、設計等に関する事項と、それに関わる法制度に関する事項

▼土木・造園 (ビオトープ施工管理士を受験する場合の専門科目)
都市、河川、止水域、海岸、道路、農地、公園等において、野生生物の生息空間を保護・保全、復元、創出する際の設計、施工に関する事項


■口述試験:1級のみ実施

申込み期間

6月初~8月中旬

試験日

9月下旬
※1級口述試験:12月中旬

受験地

全国各地の試験会場

受験料

■1級:13,000円
■2級:9,000円

合格発表日

1級:12月下旬
2級については実施団体に問い合わせのこと

合格率

■1級:8%前後
■2級:22%前後

問い合わせ先

(財)日本生態系協会 ビオトープ管理士担当
〒171-0021
東京都豊島区西池袋2-30-20 音羽ビル
TEL:03-5954-7106 
HP:http://www.ecosys.or.jp/eco-japan/

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