ラジオ・音響技能検定とは?

ラジオ・音響技能検定とは、エレクトロニクス・オーディオの専門知識と技能を評価するために実施される技能検定試験のことです。この技能検定試験はAR検定とも呼ばれており、文部科学省後援によって実施されるアナログ技術の観点から評価される日本唯一の検定試験です。試験は上位級より1級、2級、3級、4級の4レベルで構成されており、難易度は高いことで有名です。オーディオ、エレクトロニクスのプロフェッショナルとして仕事を目指す人は取得しておきたい資格と言えるでしょう。



ラジオ・音響技能検定の受験資格

制限は特になし

ラジオ・音響技能検定の試験内容 試験科目

■1級
「知識試験」
◇電気磁気、交流理論を熟知している。
◇トランジスタ、集積回路について、最新の知識もある。
◇電子回路理論を、よく知っている。
◇無線、通信理論をよく知っている。
◇音響理論をよく知っている。
◇高忠実度音響機器の動作原理に詳しく、設計製作の知識もある。
◇電波障害防止について知識がある。
◇電波法規や安全技術について知識がある。

「実技試験」(筆記試験)
◇各種受信機の構造、動作理論、設計法、製作法をよく知っている。
◇各種受信機の調整や特性試験、修理法についての詳しい知識がある。
◇各種音響機器の作動試験を理解し、設計、製作もできる。
◇各種音響機器の調整、特性試験法、修理法に熟知している。
◇リスニングルームについての知識がある。

■2級
「知識試験」
◇電気磁気、交流理論の知識を相当持っている。
◇トランジスタの動作、回路理論をかなりよく知っており、集積回路についても知っている。
◇無線通信理論、FM放送について、かなりの知識がある。
◇FMステレオ受信機について、かなりの知識がある。
◇音響理論の基礎知識があり、各種音響機器(ステレオを含む)動作原理がわかる。
◇電波障害防止について簡単な知識がある。

「実技試験」(筆記試験)
◇各種受信機の設計法や、製作法を知っている。
◇各種受信機の調整や、特性試験法および修理法の知識を持っている。
◇各種音響機器の取扱法を知り、簡単な特性試験ができる。

■3級
「知識試験」
◇電気磁気、交流理論の概要についての知識がある。
◇ダイオード、トランジスタの動作原理とその回路の概要を知っている。
◇中波・短波の無線機器、特にスーパー受信機の構成と性能についての知識がある。
◇FMについて簡単な原理および受信機の知識がある。
◇無線工学の概要および電波伝搬、アンテナの基礎知識がある。
◇初歩の音響理論の知識があり、ステレオ音響の原理がわかる。
◇簡単な音響機器の動作原理がわかる。

「実技試験」(筆記試験)
◇配線図を見て、組立をすることができる。
◇受信機や簡単な音響機器の取り扱い方法がわかり、診断に必要な簡単な測定機器の使い方を知っている。
◇受信機や簡単な音響機器の故障発見法と、それに必要な導通試験、電圧試験、電流試験の方法と手順を知っている。

ほか、詳細は実施団体に問い合わせのこと

申込み期間

9月上旬~10月上旬

試験日

11月上旬

受験地

全国各地の試験会場

受験料

■1級:6,500円
■2級:5,500円
■3級:4,500円
■4級:3,500円

合格発表日

試験日より40以内に通知

合格率

■2級:33%前後
■3級:51%前後
■4級:71%前後

問い合わせ先

ラジオ・音響技能検定部
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場4-2-38
直通 TEL 03-3361-1541 FAX 03-3361-3320
HP:http://r-audio.kentei.or.jp/

その他の電気・無線・工業・技術関連の資格

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